こんにちは。糸です。

息子が生まれて5年、ほとんどの期間をワンオペ育児で過ごしています。

※この場合のワンオペ育児とは平日の育児を全て担当するという意味で使っています。ママさんによっては「そんなの当たり前じゃない…?」と思うかもしれませんが、私は夫婦で育児をしたいと思っているのであえてこの言葉を使っています。土日は夫も育児をしています。イメージとしては息子と家族が過ごす期間のうち8割は息子と2人きり、という感じです。

今回は表題のように「日本の育児を取り巻く環境」について、母親の負担がどれほどのリスクがあるのかを考えてみました。

 

考察した理由

子供が生まれてから数年、夫と帰宅時間の件でもめることが多くありました。通勤時間も長く、毎日残業があったので帰宅は20-21時。20時台に帰宅した時には夫と息子は一緒にお風呂に入りますが、21時には寝かしつけたいのでのんびりとご飯を食べている夫にイライラしてしまうこともありました。早く帰ってきてほしい、と何度言っても「仕事だから仕方ない」と改善がありませんでした。

イライラする日が増えたある日、SNSで子供の小さいママ向けにアンケートをとったことがありました。「夫が仕事で帰宅が遅くなることは仕方ないと思いますか?」という質問に対して、僅差ですが「はい」と答える人が多いという結果になりました。私はその結果に驚きました。結果的に女性の負担が増え、女性の時間が軽んじられていること、つまり男尊女卑の考えが女性自身にも根付いていることの表れだと感じました。

 

現状についての図解

育児を家族のプロジェクトと考え、そのリソースをどこから割くかと考えた場合に、下の図のような形になることが多いかと思います。定期的な外注はほとんどの家庭では現実的でないため、父側と母側とだけ分けました。

育児のリソース1

内閣府の資料に以下のような記述がありました。

  • 6歳未満の子供を持つ夫婦における状況は,妻の「家事・育児・介護時間」は共働き世帯,夫有業・妻無業世帯のいずれも増加している。共働き世帯の妻の「仕事等時間」は4時間~4時間20分で,夫の5割程度。夫の「家事・育児・介護時間」は妻の就業状況による差が無い。「仕事等時間」は妻の就業状況にかかわらず8時間40分~9時間前後。妻は「家事・育児・介護」に,夫は「仕事」に多くの時間を使っている状況は変わらない。

https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r02/zentai/html/honpen/b1_s00_00.html

つまり、日本では妻の仕事の有無にかかわらず、母親が家事育児をメインで担い、夫が仕事をメインで担っているという現状があります。

育児のリソース2

これは日本ではよくある光景で、男性も女性も「そういうものだ」「男性が仕事で遅くなってしまうのは仕方ない」という考えに繋がりやすい現象だと感じています。

 

現状においての問題点

それでは母親側のリソースを育児に割いた場合の問題点について考えてみます。

母親側が育児のメインを担っている場合、母親側の持っているリソースは「頼れる実家」「理解のある職場」などが挙げられます。この場合のリソースというのは、本来自分のタスクである育児を外部サポートによってこなす、という認識です。

よく「母親の実家が近い方がいい」とか「理解のある職場は辞めない方がいい」と言われるのはこのためでしょう。

育児のリソース2

上記について、頼れる実家があったり、休んでも在籍できるような職場がある場合は無理なく過ごすことができます。

そのどちらもない場合、母親は自分自身で全てなんとかしないといけません。金銭的に余裕のある人はこの時に外注など検討するでしょう。しかし、自分から離れた属性の人にサポートを頼む場合ほど母親の負担(手続きや心理面など)は増えていきます。

母親自身のリソースを割く場合、母親の体力や、体力を削ることが続くと寿命を削っていくことになる、と私は考えました。

 

育児のリソース3

世界的にも女性の方が寿命が長いと言われています。個人的にはエストロゲンの作用によるものが大きいのではと思っています。(性格に左右されないものなので)

https://kenko.sawai.co.jp/healthy/201603.html

 

考察

男尊女卑の根強い日本では、女性は多少無理させても寿命が長いから別にいいだろうと軽んじられているように感じます。

もちろん男性も過酷な仕事をメインで担当しなくてはいけないという現状はとてもつらいものです。仕事と育児どちらがつらい、というのは上記のように状況にもよるので話してもキリがないことです。

必要なことは、家庭ごとにどんなふうに過ごしていきたいのか?を夫婦でよく話し合うことです。夫婦共に本当は家族で楽しく過ごしたいのにそうならない現状があるなら話し合うべきですし、お互いお金の心配なく暮らしたいから仕事と家事育児で分担しよう、という家庭もあるでしょう。

夫婦は同じ方向を向いていてこそ前に進んでいけるのだと思います。私も自分の現状を省みつつ、夫にこうしてほしいと伝えたところ、夫も向きたい方向自体は同じだったため今は帰宅時間に改善が少しみられました。

お互いに納得のいく落とし所が見つかるのが一番ですね。