こんにちは、糸です。
ASD傾向がある5歳の息子ですが、言語の遅れはなくむしろ早い方です。そんな息子が「メタ認知」によりここ最近様子が変わってきました。
メタ認知についても最近知ったばかりなのですが、 発達障害があるとメタ認知が苦手な傾向があるようです。
【定義】メタ認知とは
自分の心の状態を自分自身で観察したり修正したりする認知活動のこと
https://dd-career.com/blog/fuchu_20231227_3-2/より
幼稚園での様子
息子は3、4歳くらいから大人とは楽しくおしゃべりできますが、年の近い子が苦手なようでした。1歳から保育園に行っており、3歳で幼稚園に転園するまでは気の合う子がいたようです。
幼稚園に転園してからは、あまり気の合う子がいなかったり周りの子が少し乱暴だったりして、登園しぶりがずっとありました。
ただ、周りの子も登園しぶりはかなりあったのでそこまで気にしていませんでした。今思うと、「登園しぶりは誰だってある」と問題を大衆化してしまっていて、息子自身をよく見れていなかったかもしれません。
息子の特性
息子は親から見ても頭が良く、周囲からも「話していると他の子とちょっと違う感じがするね」とびっくりされるほどでした。
SNSなどで発達障害のお子さんの投稿を読んでいて、息子と同じだな〜と感じるのは、ギフテッドや「2E(ギフテッド+ASDなど)」の子の投稿を読んだときです。
5歳になるくらいから精神面の発達と情緒の発達のバランスが崩れてしまったのか、よく「生きていたくない」「生まれてきたくなかった」などの発言が増えました。
親としてこんなこと言われたらもうびっくりですよね。私ももれなくびっくりしましたし、そういう感情が芽生えるのは中学生くらいなのでは…?!と頭のなかで混乱していました。
専門家の見解と私の考え
療育でも相談して発達障害専門の小児科医に聞いてみたところ、「死という概念を理解できるのは9歳ごろ。本当に死にたいと思っているわけではないでしょう」と言われました。
しかし、私にはそうは思えませんでした。息子の発言や理解度の高さから、「死にたい」というよりは「消えたい」という感覚が近いのではないかと感じました。
ASDの特徴として、「あいまいなものが理解できない」というものがあります。息子にとって世の中はあいまいなものに溢れていて、理解できないものがたくさんあって怖かったのかもしれません。
言語療法での気づき
それから数ヶ月したころ、療育で言語療法を受ける機会がありました。
言語の理解や発語には問題がなく、1ヶ月に一回受けられるところ2ヶ月で良さそう、と言われており、久々の言語両方でした。
前回の言語療法では「療育いらないんじゃない?集団が苦手なら私立の小学校にでも行ったらいいかもしれませんね」
とにこやかに言っていた先生ですが、今回は様子が違いました。
先生は神妙な顔をして、「他者視点が欠けているようです。(絵本を見せて)相手が痛い!と言っている場面でも、そこまで痛いと認識できていないようです。このままだと大きくなった時にお友達とトラブルになることがありそうですね…」と言いました。
私はそのときちょっとハラハラしていました。息子がすぐ近くにいたからです。3歳くらいのころから、発達の診断や検査の際に先生がフィードバックをくれる時に「自分が責められている」と感じてしまうようで嫌がるようになっていたからです。言語理解が早い息子は、「自分のダメ出し」と聞くのがとても嫌いでした。療育の先生にも伝えていたのですが、言語療法は外部の先生だったからか特に配慮などしてくれませんでした。
息子が先生の話を聞いて嫌そうに少し離れたので、私も先生に 「どうやら感情という概念あまりないようで…。最近は絵カードなど取り入れています」と話しはじめました。
息子はちょっと離れたところから、私と先生の話を聞いているのかいないのか、ちょっとぼんやりした様子でした。
帰宅時もちょっと考え込む様子がありましたが、このときまさにメタ認知があったのかもしれません。
変化の兆し
それからというもの、息子の様子が少し変わりました。
幼稚園でお友達が挨拶してくれても無視していた(緊張?)のに、次の日からはちゃんと相手に聞こえるくらいの声の大きさで挨拶できていました。また、急な癇癪も少なくなりました。
自分の感情の整理もつけられるようになったのかもしれません。
「生きていたくないなあ」というようなことも言わなくなりました。それまでの精神世界が自分しかいなかったところ、他の人にも自分と同じような精神世界があることを理解したのかなと思っています。理解できないことが多すぎて怖い、というところから「感情」というものを理解したことで不安が解消されたのかもしれません。
おわりに
すべて私の想像ではありますが、 息子の行動や発言から「他者の思惑を理解しよう」という姿勢がみられるようになって 少しホッとしています。
ASDの子はあいまいなことの理解が難しい、といいますが、時間の概念などは小さい子には誰だって難しいことだよなと思っています。
定型発達の子はここまでしなくても自然と理解できるものなのかな…とふと思ったりしますが、他の子を育てたことがないのでわかりません。
確実にいえることは子育ては大変だってこと、子ども自身も大変だってことです。
これからも息子自身をよく見てサポートしてあげたいなと思っています。